2025年のゴールデンウィーク後半、真鶴のHUMANSBEERへビールを飲みに行ってきました。HUMANSBEERのビールを飲んだのは、確か2024年。けやきひろば秋のビール祭りでした。Webサイトなどを見ていただければわかると思うのですが、そもそもその名称とデザインが非常にインパクトあるんです。

そういった目を引くところはとりあえず飲んでみようかと思ってしまいますね。そして飲んでみたら実際おいしかった、というわけです。さらに調べてみると、オーシャンビューのタップルームがあるようで、これはぜひとも一度行ってみたいなと。
とはい、HUMANSBEERは神奈川県の真鶴にあり、サイタマ在住の自分からすると関東縦断するくらいの感じなので、そう簡単には訪れることができません。なので、ゴールデンウィークの空いた1日にちょっと行ってみようかと電車に乗り込んだのです。
ニッポンの漁港、福浦漁港近くのHUMANSBEERへ
まあまあ朝早めに起きて電車に。東海道線は小田原駅を過ぎると徐々に海に近づいていき、真鶴駅の直前くらいまでは海沿いを走ります。この日はビール日和でいい気候でした。
真鶴は何があるってわけでもないんですが、ちょっとした景勝地や史跡があり、いかにもニッポンの漁港って感じのゆったりした時間が流れる感じの町ですね。
真鶴駅から南に15分ほど坂道を下って行くと福浦漁港。いかにもって感じがしませんか。自分は海の近くで育ったわけではないですが、なんとなく子どもの頃の時間を思い出すような感じがします。
ちなみに、このちょっと先には福浦漁港直営の食堂があり、その日に水揚げされた魚を食べられるのでかなり人気だそうです。そっちにもちょっと惹かれますが、今回のお目当てはHUMANSBEER。福浦漁港のすぐ近くなのでそちらに向かいます。
この表示を見て、HUMANSBEERに着いた!と思ったんですが…
どうやらここは醸造設備があるところで、タップルームは違うところにあるらしい。違うところというかこの建物と同じのようですが、入口は屋上ってこと?
その案内に従って、こういった地元住民しか通らないであろう路地裏の坂道を上っていきます。ちょっと不安になりましたが、道は合ってます。
すると、海側にHUMANSBEERの「海の上のタップルーム」が!

ここで大丈夫なのかほんの少しだけ気になりましたが、小さく「OPEN」と書いてあるので大丈夫でしょう。11時オープンでこの日は11時半に着きました。ゴールデンウィークだし混んでないか不安でしたが…。
海を見ながらビールを飲む幸せ
「海の上のタップルーム」の席はテラスと店内で分かれていて、どちらもテーブルオーダー。テラス席からはこんな感じで海が見えますが、座っていると柵があるのでちょっと気になる人もいるかもしれません。
店内は手作り感があって明るくシンプルな造り。この写真の左のガラスサッシがテラスへの出口になります。今回はテラス席に座ったのですが、もしかしたらこの出口前の席が風景を見るにはいい位置かも…と思いました。
HUMANSBEERのマスコット的に店内やボトル、ロゴなどに描かれているのがアダムスターというキャラクター。おばけではなく、シーツを被った男の子という設定だそうです。
雑味のないきれいな味わいのビールたち
そしてこの日のタップはこちら。
料理はこんな感じでした。
基本的には軽食のみで、メインは15時にラストオーダー。
ということで、1杯目は「マナヅルラガー」です。フラッグシップといえるビールは「ゆがわら温泉 湯けむり」というホッピーペールエールなんじゃないかと思っているんですが、これは確かけやきひろばで飲んだような…ということで今回はパス。
「マナヅルラガー」は和柑橘のような香りとメニューに書かれているとおり、和柑橘っぽい香りがほのかに感じられます。思ったよりも苦味がしっかりしていて、飲み応えもあるビールです。自分の好みの味わいでもあったので、1杯目から大当たり。
続いて2杯目。店員さんに「これは飲んで絶対おいたほうがいいよってビールを教えてください」と聞いたら「3周年IPA」だということでそれを注文。すんごいヘイジーです。ネクター感がありつつ、適度な苦味もあって、ただ濃いだけではないバランスのとれたビールに仕上がっていました。
料理も注文。
何を注文しようか迷ったのですが、近くが漁港だったらもしかしていい魚を使ってるのかな…と勝手に思いつつ「フィッシュ&チップス」を。といっても、魚はスケトウダラを使っているそうなので、福浦漁港は関係ないですね。でも、一口サイズで食べやすいし、ふっくらした味わいで非常においしかったです。
飲み過ぎると駅への登り坂がキツくなる
ということで、この日は小田原でもビールを飲む予定だったので、2杯で切り上げてお土産にビールを2本購入。また、駅からHUMANSBEERまでは下り坂で気分良く来れたものの、帰りは上り坂。飲みすぎるとキツくなりそうなので適度なところで切り上げて正解だったかもしれません。
とはいえ、海を見ながらビールを飲むのは最高でした。ここはぜひともまた再訪したいですね。
