【秩父&多摩ビール旅】飯能駅前のアラビアンなカールヴァーンで1杯

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ゴールデンウィークのある日、秩父、飯能、立川を巡る日帰りビール旅をしようとふと思い立ちました。この日帰りビール旅を前・中・後編の3回に分けて書いていきます。中編は飯能です。

【秩父&多摩ビール旅】秩父でビール飲み比べが……できない!
ゴールデンウィークのある日、秩父、飯能、立川を巡る日帰りビール旅をしようとふと思い立ちました。この日帰りビール旅を前・中・後編の3回に分けて書いていきます。前編は秩父でのあれこれについて。Laview(ラビュー)でテンション上げて西武秩父へ...

秩父と立川の中間地点、飯能へ

今回の旅の目的は、秩父と立川でした。なので、その2か所を訪れれば十分なのですが、貧乏性なもので「途中でもどこか立ち寄ってビールが飲めるところはないか」と思ってしまうのです。

なので探しました。なかなか行けなそうで、これまで訪れたことがないビールスポットを。

飯能です。飯能のビールスポットといえば「CARVAAN(カールヴァーン)」

まあ渋谷にもカールヴァーンの店舗はあるんですけどね…。しかし!飯能で飲むことに意味がある。ということで、西武秩父から特急ではなく各駅停車に50分ほど乗って飯能へ。

飯能でも雨と時間に阻まれ駅前カールヴァーンで1杯だけ

カールヴァーンはアラビアンな世界観を全面に押し出しているのが特徴で、CARVAANという言葉は古代ペルシャ語で隊商(キャラバン)を表しているそうです。その世界観を存分に表現したCARVAAN Brewery & Restaurantが飯能にあるんですよ。駅徒歩12分のところに…。

雨でなければねえ…。次の予定がなければねえ…。

カールヴァーン ブルワリー&レストラン (飯能/ヨーロッパ料理)
★★★☆☆3.57 ■地中海・アラビア料理を堪能◆CARVAANが織りなす、異国情緒溢れる非日常な空間 ■予算(夜):¥6,000~¥7,999

だがしかし。

飯能駅前、というか西武飯能PePe1階にCARVAAN CRAFTBEER&GRILLという店舗があるのです。素晴らしい。西武飯能PePe1階というから1階を探し回ってしまいましたが、明らかにPePeの外にあってここは本当にPePeなのかという感じです。でも、雨に濡れずに店まで行けます。ありがたい。

店に着いたのは16:30。ちょうどオープンの時間でした。ちなみに、CARVAAN Brewery & Restaurantのほうは17時オープン(ディナータイム)で、今回は時間的にあまり都合よくなかったなというのと、ディナータイムは予約制だったというのと、Webサイトを見ていたらどうやら1人でふらっと行くような店ではない(2人以上で行ったほうがよさそう)と思ったので、今回は駅前のCARVAAN CRAFTBEER&GRILLでちょうどよかったなと再確認したわけであります。

こちらは席数が18席と少なめなんですが、まあ店内がカッコいいこと。全体が黒で統一されていてシックな雰囲気の中に、ゴールドを効果的に使って高級感が出ています。

コンペティションでのメダルもずらり。カールヴァーンのビールはどこかで飲んだことがあって(どこなのかは忘れましたが)、すごくおいしい印象があったんですよね。そのときに飲んだのは「アラビアンライム・エール」だったと思うのですが、ライムのさわやかなフレーバーがうまくビールで表現されていたんです。

なので、おいしいのはわかってました。定番はそのときに飲んだので、今回は限定ビールを飲んでみようかなと。

季節限定の「ベルジャン・ペールエール」です。

実は乳香を使った「三賢人ラガー」とも迷ったのですが、僅差で「ベルジャン・ペールエールに。ビール名がめちゃくちゃ魅力的なのですが、乳香がよくわからなかったので日和りました。ちなみに乳香は熱帯で育つ木の樹脂のことで、清涼感のある香りが特徴らしいです。そっちでもよかったな。

で、「ベルジャン・ペールエール」ですが、ベルジャン酵母感はちょっと抑えめな感じがしますね。なので、ベルジャンが好きな人にはちょっと物足りない感じがあるかもしれないですが、ビールとしてのバランスは最高でした。何杯でも飲めそうなドリンカビリティの高いビールです。

が、何杯でも飲めそうとか書いておきながら、秩父で腹いっぱいになってしまったので飲んだのはこの1杯だけ…。名残惜しいですが、次こそはCARVAAN Brewery & Restaurantのほうに行こうという思いを強くして、立川へ向かいます。

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執筆者
富江弘幸

ビールライター、編集者、メディアプロデューサー。1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在は「Mash up!」の運営のほか、ビール関連記事をさまざまな媒体で執筆している。著書に『教養としてのビール』(サイエンス・アイ新書)など。

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